「蝉しぐれ」@明治座

今回の上京では3本のお芝居を観ましたが、ある意味外部出演ばかりなので、いつもは観ないようなのばかり観ました。
まずは明治座。博多座のような御園座のような…。あまり東京という感じのしないところですね。内装は新歌舞伎座に似てる。
かなり年配の女性が多い。若い人もちらほら。男の人もちらほら。
国立劇場の「怒る富士」(前進座)も観たかったのですが、お嬢の中の人(河原崎國太郎さん)を選んでしまいました。
メインキャストがみんな若いので、爽やか。感情を吐露する場面の演技が弱いですが、他は演技指導が行き届いているという気がします。
ベテランの役者さんがきっちり締めてはるし。
主役の二人は、若いのに、突っ走ることなく、適度にちゃんと感情移入できてるのがえらいなあと。現代とは全然環境の違う役なのに。
ふく(北川弘美)は、成人してからが、もっと気品が欲しいと思いましたが。
文四郎(福士誠治)は、少年時代から中年まで、自然に演じ分けていました。
マイクはなしかな。
國太郎さんは、やっぱり美声ではないんですね。でも普通に話してたらまあ普通です(偉そう;;)
出番少ない…(寂)
でもやっぱり女役がいいなー。
二幕目は暗転が長かった。一幕目も暗転は多かったんだけど、それほど気にならなかったんだけど。
ふくを思い切る為に縁談って、お嫁さんがかわいそうだな。
親友役の子(崎本大海)は、演技はあまり上手くないんだけど、おおらかな感じの主役に対し、しっかりしてる感じが上手くはまってる。
舞台セットは立派。音楽はシンセサイザー?(生音の録音ではないと思う)
一幕目は涙を流したりしながら観てたんだけど、三幕目終盤辺りはくどい!と思ってしまった(汗)
私が薄情なのか、誰にどう感情移入したらいいのかわからない(汗)。成人してからのふくについての描写がほとんどないしなあ。
蛇に噛まれたときに文四郎に巻いてもらった手ぬぐい(の切れ端?)をまだ持っているというの、場内から笑いが起こってましたよ…。
文四郎の立ち回りが決まる度に拍手が起こるのは、明治座ならではでしょうか…。私も楽しんで拍手しましたが。
文四郎が尼になるふく(花道退場)を本舞台から見送るというところで幕で、カーテンコールはありませんでした。
お隣に座っていた方の話では、メインメンバーが若いからではないかということでしたが、大げさにしなくても、幕が上がると出演者が勢ぞろい、そこで頭を下げるだけでいいのにね、と。
若い人の演技にあれっとなる箇所が無いわけではないのですが(でも考えたら、さすがやはり主役の子でそれは無かったな)、トータルでは、なかなかきっちり作られた作品だな、と思いました。
明治座 | 2008年5月公演 蝉しぐれ(明治座公式サイト)
COMMENT
「ぱふ」はアニメイトで見つけました。
紹介文はけっこう苦労したのではないかと、勝手に思いました(笑)
「蝉しぐれ」は前に愛之助さんでも舞台化されたのでは?お相手は相田翔子さんで。
福士さんはNHK時代劇に二度出てらしてサムライが似合う貴重な若手。
もう舞台で主役なんだと驚きました。崎本さんもNHKでは時代劇で出てました。
ふくの役は誰がやっても難しそう・・・
今回の上京は、自分好みのものを観に行ったのではない分、良い刺激になったと思います。
>「ぱふ」
>紹介文はけっこう苦労したのではないかと、勝手に思いました(笑)
確かにそんな感じがしますね(笑)
「蝉しぐれ」、愛之助さんと相田翔子さんでされてました。松竹座で。
私は「蝉しぐれ」という作品は、辛い話という印象ばかりがあってあまり好きでなかったのですが、今回は嬉しい誤算でした。
みずみずしい若者たちの青春の輝きみたいなものが、印象に残りました。
福士さんは私は全く初めてでしたが、本当に、期待の若手ですね。中年役をさらりとこなしていたのもすごかったです。





